Q. 要素のプロパティ情報を利用して要素の選択や拾い分けをしたい
A. [プロパティの読み込み]でカスタムプロパティに要素のプロパティ情報を読み込みます
要素のプロパティ情報を[プロパティの保存]で保存し、[プロパティの読み込み]でカスタムプロパティに読み込みます。
カスタムプロパティとして追加すると、[選択要素の拡張]や[拾い集計]、[確認モード]などで利用することができます。
ここでは、保温の情報をカスタムプロパティに追加します。
カスタムプロパティに追加するプロパティ情報を保存します。
[ツール]タブ-[情報]パネルの[プロパティ]をクリックし、[プロパティの保存]をクリックします。
[編集]をクリックします。
要素のGUIDごとに情報を出力する設定を作成します。
[保存項目の設定]ダイアログの[新規作成]をクリックします。[保存セット名]を入力し、[OK]をクリックします。
[拾う要素]で、情報を保存する要素にチェックを入れます。
[追加]をクリックし、[出力するプロパティ項目]ダイアログで、保存するプロパティ項目を指定します。
以下の項目を追加し、[OK]をクリックします。
・カテゴリ-[識別情報]、プロパティ項目-[GUID]
・カテゴリ-[保温]、プロパティ項目-[保温]
補足説明
[一覧から追加]で、[拾う要素]で指定した要素のプロパティ項目の中から出力するプロパティを選択できます。また、スポイトをクリックし、図面上で要素選択をすると、選択した要素のプロパティ項目が表示され、その中から出力するプロパティが選択できます。
[開始する]をクリックし、プロパティ情報を出力します。
GUIDごとに、選択したプロパティ情報がCSVファイルに出力されます。
出力した情報をカスタムプロパティに読み込みます。
[ツール]タブ-[プロパティ]-[プロパティの読み込み]をクリックし、上記で出力したCSVファイルを指定します。
[プロパティの読み込み]ダイアログが開きます。
キーとなる項目と読み込む項目を指定します。
「GUID」にチェックを入れ、[キー]で「キー」を選択します。
「保温」にチェックを入れ、[キー]は「値」、[プロパティカテゴリ]は「カスタム」を選択し、[OK]で読み込みます。
配管、ダクトのカスタムプロパティに、指定した項目と値が読み込まれます。
補足説明
出力したプロパティ情報の中から必ず1つキーとなる項目を設定し、CSV形式ファイルの値を図面上のどの要素に読み込むのか紐づけをします。
[プロパティの読み込み]ダイアログで[キー]-「キー」を指定すると、選択した[プロパティカテゴリ][プロパティ項目]の値とCSV形式ファイルの値が一致する要素を紐づけます。[キー]-「値」を指定すると、[キー]が一致した要素の選択した[プロパティカテゴリ][プロパティ項目]にCSV形式ファイルの値を読み込みます。
キーが1つだけではレブロの要素とCSV形式ファイルの要素を紐づけられない場合、キーを複数設定し、すべてのキーが一致する要素に読み込みます。
プロパティの読み込みについては、テクニカルガイド「プロパティの保存・読み込み・参照」をご参照ください。
補足説明
出力したCSVファイルの値を編集してカスタムプロパティに読み込むこともできます。
補足説明
カスタムプロパティの値ごとに分けて拾い集計を行う場合は、集計方法のテンプレートの振り分け方法に[カスタム]を追加します。操作方法については、FAQ「カスタムプロパティの値ごとに分けて拾い集計をしたい」をご確認ください。
その他利用方法に関しましては、テクニカルガイド「カスタムプロパティ・進捗管理」の「カスタムプロパティの利用」をご確認ください。